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ドワンゴの佐野氏と中野氏のPlayer Killの話が面白かった件

「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」というタイトルで4Gamer.netさんが連載をしてる企画があって
ほとんどタイトル通りではなくて別のテーマについてドワンゴ取締役の川上氏と対談するんですよね。
ドワンゴってのは、ニコ動を運営してる会社です。

最近、第8回が更新されたので読んでました。昔にひと通り読んだことはあったんですが、昔に比べてすごく理解しやすくなったというか、話が面白かったのでまた第1回から読み直してたんです。大体は"ネットのありかた"とか、"コンテンツとは"みたいな話が続くんですが、中でも面白かった記事の一部分だけ引用してみますね。


出てくる人物紹介

中野氏
ドワンゴ ニコニコ事業本部 事業推進部 部長。ニコニコ動画の「運営長」として知られる。ドワンゴ設立初期からの社員で、川上氏が廃ゲーマーとしての能力を見込んで雇ったうちの一人。

佐野氏
ドワンゴ ニコニコ事業本部 企画開発部 第一セクション セクションマネージャー。オンラインゲームの黎明期時代にその名を轟かせたゲーマー。ドワンゴ初期に在籍していたメンバー中トップクラスの実力を誇った(ゲームで)。これまでに計4回ドワンゴを退社し、ゲーム開発会社などを渡り歩いてきた。

川上氏
ドワンゴ代表取締役会長。京都大学工学部卒業後,ソフトウエア専門の商社 勤務を経て,1997年に株式会社ドワンゴを設立。携帯電話向けサービス「いろメロミックス」などをヒットさせ,同社を東証一部上場企業へと成長させた。 近年では,ニコニコ動画を成功に導くなど,独特の考え方をする実業家として知られる。

4Gamer氏
4Gamer.netの管理人。企画者。


「Ultima Online」以前のゲームでは、当然のようにPK(Player Kill)をするプレイヤーだった佐野氏が、「Ultima Online」初期の頃は「PKは楽しくない」という考え方に変わって、再度「PKの楽しさに目覚めた」という話の流れから。


あのとき君は,どうして「Player Kill」ばっかりしていたの?――ドワンゴ川上量生氏との対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第5回

佐野氏
はい。でも、言い訳じゃないんですけど、「Diablo」みたいなゲームは、まだ“所詮ゲーム”というのかな、他のプレイヤーを攻撃して殺しても、とくに罪悪感は無かったんです。それで何かを失うわけでもないし、ゲームの作りとしても、かなり割り切った設計になっていました。

川上氏
そうだね。

佐野氏
でも、「Ultima Online」はまったく“そういうゲーム”じゃなかったんです。あのゲームって、ファンタジーの世界をネットワーク上に再現する、そこでプレイヤーが生活をするっていうのがコンセプトで。なんというか、もの凄くそこに「生活感」というか、人間味を感じてしまうゲームになっていたじゃないですか。

4Gamer:
「仮想世界で生活する/冒険する」を真正面から実現しようとしたゲームなんですよね。

佐野氏
ええ。で、他のオンラインゲームでは、プレイヤーを殺したとしても、とくに何かがあるというワケではなかったんですが、それが「Ultima Online」だと、その人が頑張って集めた動物の皮とかが死体から奪えてしまうんですね。しかも、その皮って加工しないと高くも売れないから、そういうスキルがない僕らが手に入れても、なんの価値もないわけですよ。でも、このガラクタを集めるのにきっとこの人は何時間もかけたんだろうな、とか想像しちゃうと、まるで僕が酷いことをしているような気がしてきて。

川上氏
ああ、それで「PKはつまんない」とか言ってたの?

佐野氏
そうですよ。なんか「Ultima Online」におけるPKは、もの凄い罪悪感があって。どこかに生活を感じさせる戦利品とかを見ていたら、切なくなってしまったんですよね。これまで、ヒャッハー!とばかりに他のプレイヤーを狩りまくっていた自分に、はじめてそういう感情が芽生えたゲームが「Ultima Online」だったんです。「あ、僕はなんか悪いことをしているぞ」って。

川上氏
ごめんごめん。じゃあ、あれだ。逆だったってことですね。僕は、佐野君が「Ultima Online」でPKの面白さに目覚めて、ダークサイドに堕ちたのかと思っていたけど、実はあの一瞬だけ人間性を取り戻していたんだ(苦笑)。

中野氏
彼は最初からダークサイドでしたよ。

川上氏
なんだ。しかしそうなると、僕が想定していた話が根底から崩れてしまうな。

佐野氏
どんな話を想定していたんですか。

川上氏
佐野君は途中から極悪非道なプレイヤーに変わったという認識だったから(笑)。まあ、じゃあ、いったん人間の心を取り戻して、再びダークサイドに堕ちたあたりの話を聞かせてよ。

中野氏
ええ。さっきも話にも出たように、初期の「Ultima Online」って妙に生々しいゲームで、平和そうに狩りとか木こりとかをしているプレイヤーを襲って殺すと、あとから追いかけてきて「それだけは返してくれ!」と必死に訴えられたりして、もの凄い罪悪感があったわけですよ。

※死んだプレイヤーは、街の中にある教会(アンクがある場所)などで復活できた

佐野氏
そう。それはさすがの僕らでも心が痛んだので、次に考えたのが「強そうな奴を殺そう!」ってことでした。高そうな鎧を着ているプレイヤーとかを狙って片っ端から殺していたんです。それだったら罪悪感を感じないで済むんで。

川上氏
やっぱ悪者じゃん。

中野氏
でもそうしたら、ほどなくして「鎧を着ている人」がゲームの世界からいなくなったんですよね。

佐野氏
そうそうそう!そうなんです。でも怪しいなって奴を殺して鞄とかを覗くと、しっかりと高そうな鎧とか剣とかを持っていて。

川上氏
要するに、極悪な犯罪者集団に狙われないように、わざとみすぼらしい格好をしていたわけだ。

4Gamer:
高価な服を着てスラム街を歩くな、みたいな話ですねぇ。

佐野氏
鎧を着ていると危ないというのは、当時、サーバー(ワールド)で凄い噂になって、町中とかでみんながチャットしていたらしいんですよね。そんなわけで、あっという間にその世界で鎧を着る人がいなくなってしまった。僕らは犯罪者だったから、町中には入れなかったんですけど。

※「Ultima Online」では、犯罪行為を犯すと街に入れなくなるなどのペナルティがあった

4Gamer:
ああ、確かにその噂は僕も聞きました。……というか、僕自身も鎧を脱いでいた気がする(笑)。

中野氏
あとは、人通りの多い街道沿いの木の後ろに隠れて、通りがかった人を襲ったりだとかね。

佐野氏
初期の「Ultima Online」は、道を歩いちゃいけないゲームでしたから。道を歩いていると襲われるんですよ。だから、人気の少ない森を抜けたり山道を抜けたりして移動しないといけない。

川上氏
ああでも、その辺りって、現実世界でも昔の街道は本当にそんな感じだったみたいだよ。今、個人的にルネサンス以前の中世ヨーロッパの歴史を調べているんだけど、街道は盗賊がいるから危険で、十字路とか街道の合流地点はとくに危なかったとか。街道は避けてわざわざ森を抜けたりっていうのは、普通にやっていたらしい。

中野氏
で、街道を人が通らなくなると、今度は洞窟の前とかで待ち伏せをして、旅人を罠にハメたりだとかね。

佐野氏
狙う側もいろいろ工夫するんですが、狙われる側も殺されないようにいろいろと試行錯誤していた時代ですよね。当時は、それが面白くて、知恵の限りを尽くしてPKに勤しんでいたわけです。

川上氏
あと、昔聞いた話で面白かったのが、「一通り命乞いをさせてから殺すのが最高だ」という逸話なんだけど。

佐野氏
それはまぁ、その通りです。

川上氏
手口はどういうものだったの?

佐野氏
一時期、パラライズという相手を麻痺させる魔法がめちゃくちゃ強かった頃があって。それを複数人で囲んで掛け続けると、一歩も動けなくなるような状況が作れたんです。

川上氏
そういう状況に追い込んで、命乞いさせるの?

佐野氏
そうです。周りを囲んで、みんなで踊ったりするんです。今風に言うと、NDK(ねぇどんな気持ち?)ってやつをプレイヤーキャラで表現するわけです。

中野氏
そういう状況になると、相手も“これから先に何が起こるか”が分かるわけですよね。

4Gamer:
これから“殺されるぞ”ってことですか。

佐野氏
だから、こっちから何も言わなくても、向こうから必死に話しかけてくる。動けなくてチャットするしかないというのもあるんでしょうけど、状況を切り抜けるには、もう交渉するしかないわけですから。

川上氏
それで、ちゃんと相手の話は聞くんだ?

佐野氏
はい。話は聞きます。「頼むから見逃してくれ!」だとか「大事な××だけは奪わないでくれ!」あたりは定番として、「助けてくれたら世界を半分やろう」とか「ワシは上院議員だぞ」とか。命乞いは、そのプレイヤーのセンスや個性が見れるから面白いんですよ(笑)。

中野氏
さっきも少し話題に出ましたけど、やっぱり、頑張って集めたものを奪うってときが一番痛々しかったよね。

川上氏
君たちね、ゲームとはいえ、良心は痛まないの?(苦笑)。

佐野氏
いやでも、僕は面白いことを言った奴は生かしておいたし、出会い頭で無差別に殺すような非道はしませんでしたよ。僕はあくまで、相手のリアクションを楽しむ派というか。数多いたPlayer Killerの中では良識派だったはず!

川上氏
え、でも、リアクションがつまらなかったらどうするの?

佐野氏
鍛えに鍛えたキャラクターで、一撃で殺します。メイスとかでボコって殴って。

川上氏
いやもう、本当にね。絵に描いた様な極悪非道の悪者が、ゲームの中とはいえ、実際に存在しうるっていうのがすごい(笑)。

佐野氏
僕が言えたことじゃないですけど、サービス当初の「Ultima Online」はホント世紀末でしたよ。リアル北斗の拳。

4Gamer:
街中はスリ師や詐欺師で溢れていたし、街の外は外で、殺人集団がたむろしている。βテストの頃とかは、ほんとにそんなゲームでしたよね。

佐野氏
はい。βテストの頃なんか、トレードシステムすらない状態だったから、口約束でモノを売買していたりして。片方が裏切ってお金をもらった瞬間にダッシュして逃げれば、詐欺が成立してしまうという。今から考えるとあり得ませんよね。

川上氏
ゲームバランスもへったくれもなかったよね。でも、だからこそ人間くささを感じたのかもしれないけど。

佐野氏
当時、「Ultima Online」は本当に新しいゲームだったから、いろんなものが未整備の状態だったんですよね。で、何かルールの抜け穴だったり、バグが見つかったりすると、犯罪者たる僕らは即実行するわけです。

川上氏
で、そこに修正が加えられて、ゲームのシステムが磨かれていったと。




dnk.png



周りを囲って、踊って、命乞いをさせて殺すってところを想像したら
このAAが思い出されて面白すぎた。

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